日本の使命

5.大和の心

日本民族の魂は、大きな和を求める「大和魂」です。しかし人類全体が火の運勢に支配されたように、真の和はもたらされず、戦いと不和の歴史が綴られてきました。大和魂も、本来は平和を求める和の魂であったにもかかわらず、戦争を連想させるような言葉となっています。そして火の運勢は全ての関係を、不和、戦いという相剋(そうこく)へと押しやりました。親子、夫婦、嫁姑、また、学校、会社、国家、全てが相剋の関係に傾いたのです。

水の運勢は、この不和を和へ、相剋を相生(そうせい)へと転換させようとします。不和、相剋のエネルギーを止めて、和、相生のエネルギーで動くようにするのです。そうすることで、人類全体が突き進んでいる破滅の運命を、大転換させるのです。

火の運勢が行き着く先は、燃え尽き全てが消滅するという悲劇的結末です。現実、人類は自然界との不和によって、地球規模の環境破壊を引き起こし、自らの存続すら危ぶまれています。火の運勢がもたらす不和は、最終的には破滅をもたらす恐ろしいものなのです。

火の運勢を終わらせるには、水の運勢が到来している今、真実の大和を表す魂が目覚めなければなりません。日本は、世界に先駆けて真実の和の心を回復するという重要な使命を担っているのです。

不和を和に転換すること、それは、死ぬ運命を生きる運命へと転換するとも言えます。なぜなら、生命世界は、和の世界、相生世界であり、生命は調和によってしか存続できないからです。

それは、私たちの体を見ても明らかです。60兆もの細胞が組み合わさり助け合って臓器を形成し、その臓器同士が助け合って、個体を生かしています。和、相生という原則によって、生命活動は成り立っています。でももし一個の細胞が不和に傾き、全体を破壊する方向に向かったとしたらどうでしょう。それは癌細胞のように、個体を破滅させてしまうのです。

和とは、生命の道です。

この生命の道を回復するために、私たちは「生命」を深く見つめる必要があります。生命の本質が、和を深く解らせてくれるからです。和とは、生命の道なのです。

自然界は和の世界。生命は和によって成り立っている

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