火と水の運勢

8.水の運勢と水の心

水の運勢の到来によって、人の本当の心、地球のお母さんから授かっている水の心が強く目覚めてきます。水の心が台頭することによって、自らを毒する火の心に気付きやすくなり、自ずと火の心を転換できるようになります。

私たちは、もっと役に立ちたい、優しくしたい、助けてあげたいと思いながらも、あの人のせい、私は悪くないと、火の心に巻き込まれています。でも水の運勢と一致すれば、地球のお母さんから授かっている本当の心、水の心が、湧き上がってくるのです。

天のお父さん、地のお母さんの子どもである人間の根本は「水の心」です。私たちの身体も7割が水であり、あらゆる生命は水から誕生しました。今はまだ、火の力で右往左往している私たちですが、根源には水の心を持っています。人間のあるべき姿、正しい道とは、水の心を元に火と調和し、共に発展することです。水は人間の生き方のお手本となっています。

水について考えてみましょう。

水は、どんな器にも入るように、対立せず、争わず、自分の形にこだわりません。また川の流れのように、どんな障害物があろうとも争うことなく、自らを変化させ、さらに進んでいきます。そしていつの間にか、障害物をも丸く変化させてしまいます。このように、水は和をもたらす象徴であり、水の心は平和をもたらすのです。

さらに水は、あるがままで他を生かし、それでいながら、下へ下へと下っていきます。争わず、へりくだり、互いに生かし合う。これが水の心です。

水の運勢によってもたらされる世界は、邪気ではなく、天地正気に満ちた相生(そうせい)世界です。互いに争う世界ではなく、互いに生かし合う世界です。自然界は支え合い、生かし合って存在するように、人間も、本来の姿、天地と通じた自然の姿に戻っていくのです。

人は、水の星に生まれた水の星の子です。人の根源の心は、清き水の如き心です。私の真実の心は、水の心と思ってみましょう。すると、水の運勢と一致して、穏やかな思いが湧きあがってくることでしょう。平和をもたらす水の心を回復することは、この燃え上がっている人類を、そして世界を救う道となるのです。

水の心によってもたらされる相生世界

4-8N