気と生命力

8.天地正気とつながる心

天の気と地の気が合流して天地正気(てんちせいき)となり、あらゆる生命に生きる力を与えています。天地正気は、天地から放たれる愛と生命のエネルギーです。その発信されたエネルギーは、人が受信することで生命力となります。従って、いかに受信できるかによって、生命力の違いが出てくるのです。では、受信能力を高めるには、どうしたら良いのでしょうか。

天地正気を受信するアンテナは、実は、人の心にあります。天地正気の波長と人の心の波長が合う時、天地正気は強く流れ込み大きな生命力となって、心身共に健やかな状態をもたらします。しかし私たちの心が天地正気の波長と合わなくなった時は、心身や運命の不調に見舞われることも起こりうるのです。

では、どのような心の状態が、天地正気の波長と合うのでしょうか。

それは

① 感謝する心
② プラス思考する心
③ 他を生かし、愛を実践する心

です。

①の「感謝する心」とは、生命に対する正しい認識を持ち、「天地によって生かされている」ことを理解すれば、自ずと湧いて来る思いです。感謝とは、発信された天地正気を正しく受信した時の思いなのです。感謝の思いによって、天地正気の発信と受信がスムーズに回り、生命エネルギーが回転し始めるのです。

②の「プラス思考する心」についてですが、天地正気は愛と生命のエネルギーであり、調和と発展をもたらすエネルギーですから、物事を発展的に捉えるプラスの思いを持つ時、天地正気と波長が合うことになります。

③の「他を生かし、愛を実践する心」とは、天地正気そのものと同じ心の状態です。自然界は互いにつながり、支え合い、生かし合って存在しています。水は、あるがままで他を生かし、樹木は、二酸化炭素を酸素に変えて、周りを生かしています。他を生かし、愛を実践する心とは、大自然の姿そのものです。

私たちの心にも、役に立ちたい、優しくしたい、助けてあげたいという利他の心があります。この心の状態が、天地正気を強く受信できる心です。人は、他を限りなく生かす天地正気を受け、そのエネルギーを正しく使って、互いに生かし合い、限りなく調和発展する世界を築いていくことのできる存在なのです。

私たち人間は、天地から与えられた天地正気を受けて元気になり、またそれを他にも発して生かす時、天地正気は限りなく流れてきます。このように愛と生命のエネルギー「天地正気」は、人の心を通して強く循環するのです。

天地正気の波長と人の心の波長が合う時、天地正気が強く流れ込む

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